レビュー本が1000冊を突破しました。
引き続きジャンルを問わず読んだ本をマイペースで紹介してゆきます。

脳に悪い7つの習慣

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)

タイトルの通り、頭の働きを悪くする7つの習慣を解説した本です。


一例として、「興味がないと物事を避ける」、「嫌だ、疲れたとグチを言う」、「やりたくないことを我慢して続ける」などが挙げられているように、それほど目新しいことが書かれている訳ではありません。

ただし本書の価値は、長年にわたる著者の研究成果、そして脳神経外科の医者として救命医療の一線で活躍した理論と経験に裏付けされている点にあります。

何となく脳に悪い習慣と認識しているだけの状態より、本書を通じてその理由を体系的に理解することで、より強く意識することができます。

1時間半もあれば読み終えてしまう内容ですが、1回読んで本棚の肥しにするより、普段の生活の中でたまに取り出して少し読み返してみるといった活用をお勧めしたい1冊です。