裁判官の爆笑お言葉集
裁判官は"法の番人"であり、一切の私情を挟まず冷静に法の執行を司るべき存在です。
しかしながら人を裁くという行為は、裁く側も人間である以上、その重責は決して軽いものではなく、本書では時に裁判官が心情を暴露た数々のエピソードが100以上も収められています。
そんなエピソードを少し紹介したいと思います。
- 「控訴し、別の裁判所の判断を仰ぐことを勧める。」
- 「今、ちょうど桜がよく咲いています。これから先、どうなるかわかりませんが、せめて今日一日ぐらいは平穏な気持ちで、桜を楽しまれれはどうでしょうか。」
- 「母親の愛情は、海よりも深いといいます。この言葉を噛み締めてください。」
このような形で本書で紹介されている言葉は比較的深刻なものが多く、タイトルの「爆笑お言葉集」には違和感を覚えますが、裁判官をユニークな視点で描いた興味深い1冊でした。